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2008年04月15日

背中、タトゥー

 今日、タトゥーが若者の間で大流行している。見るとシール式に貼りつけたりしたものが多いが、なかには最近その世界でも一般化してきた電動式の「簡便さ」により、本当に肌に彫り込むものもいる。とは言うものの、むかしのヤクザさんの背中のクリカラモンモンと違う点は、やはり圧倒的に腕に彫るのである。Tシャツの袖の下に誰がみてもタトゥーと判るようにワンポイントのように彫るのだ。どちらかというと欧米のそれにデザインも近く、刺青ではなく、やはりタトゥーという印象である。昔、腕などに線を数本組み合わせて彫り込む刑罰としての刺青があり、彼らには金山などでの重労働が課せられたりするが、それに比して背中のタトゥーは自己主張の産物である。半端な遊び心やジョークでは済まない。その証拠に背中一面のタトゥーなど金がかかってしょうがない。昔、背中一面に針をブスブスと刺して彫るタトゥーは電動式のものと違い、一針ごとに血がプツプツと吹き出て背中一面血の海と化していた。針跡だらけの背中に色を刷り込み、さらに仕上げに風呂に入るのである。遊び半分の者なら軽く失神してしまうに違いなく、この激痛に耐えてこそ、自分は堅気の人間とは一線を画したヤクザ渡世の者であるという自負が生まれたのだろう。背中にしても胸にしても、手彫り、電動に限らず、タトゥーは肥満状態で彫ってはならない。メタボリックの状態で腹まで巻きついた背中の龍も、何かの具合で痩せてしまうと龍はミミズのようにしぼんでしまうからだ。靴は朝買うと夕方足が痛くてかなわないので足が最大限大きいときに買ったほうが間違いがないが、タトゥーは痩せてから彫れという。
「元メタボ、背中で泣いてる唐獅子タトゥーは絵にならないねえ!」
posted by 背中 at 12:11| 日記